保育園の申し込み

2歳児クラスへ11月入園予定です。

さて、前回の記事で触れていた保育園の申込みですが、なんとか期間内に申し込みを済ませてきました。

これであとは10月末に第1希望の園で面接をして、結果を待つだけです。

保育園の見学で感じたことを書き留めておこうと思います。

公立2か所、私立3か所の合計5か所見学してきました。

最初に行った公立が一番家から近く、おそらくここにするだろうなと思いながら始めた見学でしたが、その次に私立3か所を見ると、悩み始めてしまいました。

見学した私立3か所は、同じ法人が経営しているため、方針などは同じで、あとは場所や創立年数、なんとなくの雰囲気で比較するしかないという感じでした。

この3か所が私にとってはかなり魅力的で、子どもの自主性を重んじていて、行事ではなく、日々の生活を大切にしているところがとても良かったです。

具体的には、いわゆる教室みたいなものがなく、遊び場などの場所がきちんと分けられていて、ボードの自分の行きたい場所にマグネットを貼ることで、定員と今遊んでいる人数の感覚を捉えられるようにしてあったり、昼食はみんなで一斉に食べるのではなく、指定の時間内であれば好きなときに食べに行くようになっていたり、食事の席も自分の好きなところを確保できたり、自分たちで明日どんな活動をするか話し合って決めたり、運動会でも日常で子どもが興味のあるものを取り上げて取り組んだり、というようなことでした。

個人的な話ですが、私はとても優柔不断で自分で何かを決めたりするということが苦手です。それはきっと、今まで親にいろんなことの判断を委ねてきて、知らず知らずのうちに親が良いならそれで良いという考え方になっていたからだと思います。言い方を悪くすれば、親の顔色を伺ってきたということです。かと言って、親は日頃からものすごく怖いというわけでもなく、私が小さなことで親の考えと違う決定をしたところで、怒られることはないのですが。きっと、子どもは親にいつでも気分良くいて欲しいんですよね。そうやって、親に決めてもらってきたせいで、自分の決定に自信が持てない、責任が持てないのです。それから、他人軸で考えることが多かったので、自分が本当はどうしたいのかさえ、もはやわからなくなることが多いです。これは良くないことだと自分でも思っています。だからこそ、子どもには小さいことから自分で決める訓練をしていたら、私のようにはならないのかなと思い、この法人の方針は良いのかもと思いました。

それから、もう一つ良いと思ったのは、3,4,5歳は合同で活動しているということでした。このぐらいの年齢になってくるときっと他者との関係づくは発達の中でもとても重要になってくるのではないかと思います。高学年の子は低学年の子にお兄ちゃん、お姉ちゃんのように振る舞うようになるそうです。それは、自分が低学年のときに高学年の子が優しくしてくれた経験などから受け継がれていくようです。家では兄弟・姉妹がいない子もこんな環境で他の子と関わりを持てたらとても良いだろうなと思いました。

第一希望を決定するにあたって、私が優先したい大きなポイントを考えた時、この順に考えようと思いました。

  1. 小学校区と同じところにあるか
  2. 家や職場からの距離
  3. 教育方針や環境

特に1は、支援センターで他の保護者の方に聞いたことなのですが、特に女の子だと保育園で仲良くなった子たちとそのまま小学校でグループができあがるので小学校区内にある保育園を選んだほうが無難とのこと。娘のことを考えたら、確かにと思いました。

2については、私の職場は車で早くて1時間、朝の通勤ラッシュのことを考えると1時間40分は見ておきたいぐらいの距離で、なるべく自宅から近いところ、もしくは職場への行き道にあるかどうかはとても重要になると考えました。時短を取ったとしても、帰宅できるのは5時半ぐらいになるので、義母の方が先に仕事を終わって帰宅されます。私としては、なるべく自分で送迎もしたいのですが、夫は私の方が確実に遅いのだから先に迎えに行ってもらったほうが良いよね、とのこと。まだ納得できていない部分があるのですが、自分だけで全部こなそうとするのは結果的に娘のためにもならないのかもと思ってもいるので、きっと送迎をお願いすることになりそうです。

3も娘を長い時間預かってもらううえで、重要視したいですが、現実としては1,2より優先させることはできないと考えました。

この3点を踏まえて選んだ第一希望の保育園は、最初に見学に行った小学校区内にある家に一番近い公立の保育園でした。

私立の教育方針はとても魅力的でしたが、考え方によっては本当に魅力的なのか?という気もしてきた部分がありました。これは自分を納得させるために湧き上がってきた考え方かもしれませんが。

というのも、小学校、中学校での生活を考えてみると、この私立の保育園の重んじる自主自立が必ずしも良いとされない場合がたくさん出てきます。自分がしたいことをしたい時にすることができない、ある意味たくさんのルールに縛られた不自由な社会が待っていると思うと、いくら保育園で自主自立を学ばせようが、もうそのあとの教育で潰されてしまうのでは?と思ったわけです。そういった教育が一貫してずっと行われていくなら筋が通っているというか、混乱せずに成長していけるかもしれないのですが、現実はそうではないのかも、という考えがふと湧いてきました。これが和を重んじる日本の教育の美点なのか、欠点なのか、それはどちらとは言えませんが、、、。私のように優柔不断にならないようにするためには、別の方法を考えようと思います。

また、異年齢が合同に活動するということを諦めるのは、もうこの解決方法としては、もう一人子どもを産むことです。こればっかりはどうなるからわかりませんが、頑張ります。あとは、近所やママ友の子どもとの交流などで、どうにでもなるかなと考えました。

こうして、思っていたより時間をかけて、自分の目でいくつかの保育園を見て考え、大変でしたが、親として良い勉強・経験になったことは間違いないです。

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